私は月経痛が酷く、その緩和のために、日本にいる時からピル(経口避妊薬/口服避孕藥)を服用していました。
日本にいる時に服用していたのは「マーベロン28」。中国語では「母扶樂」と呼ぶそうです。
台湾でも、その服用を続けたい!と思ったので、台湾でピルを買ってみることにしました。
今回は、私が台湾でピルを購入した時の体験談をまとめたいと思います。
私が台湾でピルを購入した時、以下のメリット・デメリットを感じました。
【メリット】
〇薬局で処方箋なしで買える!
〇日本と比べて安い!
【デメリット】
〇マーベロンは見当たらず
〇処方箋なしはメリットだけではない?
それぞれについて、詳しく説明していきます。
メリット:薬局で処方箋なしで買える!
まず初めに、台湾ではピルを、処方箋なしで買うことができます。
つまり、病院で診察を受けなくても買うことができます。
日本では、ピルを買うたびに婦人科で診察を受け、定期的に血液検査を受けていたので、それと比べるとかなり便利です。
ただ、薬局といっても、Watsons(屈臣氏)やCosmed(康是美)といったドラッグストアでは買えません。
薬を専門に扱っている、「○○薬局」といった店名の、いわゆる街の薬局といったお店で買うことができます。
意識して見てみると、意外と薬局は町中にたくさんあります。特に病院の近くは多いです。
ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
メリット:日本と比べて安い!
更に、台湾のピル、日本に比べて安いです。
※私の場合において値段が下がっただけかもしれません。
日本で服用していた「マーベロン28」。私の場合は保険適用ではなく自己負担だったので、だいたい1シート3000円前後でした。
日本で自己負担だと、そのくらいの価格帯のピルが多いのではないでしょうか。
一方、台湾で現在服用中のピル。だいたい1シート200元前後です。
1元=4.8円換算でも、だいたい1シート960円!!
安い!!!!!!!
日本で保険適用でピルを出してもらえたら、同じくらいの金額になるのでしょうか?
それを、処方箋なしで気軽に薬局で買える台湾の環境は有難いなと感じます。
デメリット:マーベロンは見当たらず
これは私個人のデメリットなのですが、日本で服用していた「マーベロン28」とまったく同じものは見つかりませんでした。
事前にマーベロンについて調べて、中国語名(「母扶樂」)があるとわかっていたので、すっかり台湾にもあると思い込んでいました……。薬局を5軒ほど周ったのち、とある店員さんに「台湾では輸入していない」と教えていただきました。
(この薬局巡りには夫にも協力してもらいました!夫、ありがとう!!そして、夫にも協力してもらえるところが、処方箋なしで買える台湾のいいところだと思います。)
そして「マーベロン28」の代わりになるピルを店員さんに伺ったところ、複数の店員さんから「マーシロン(美適儂)」を教えていただきました。
調べたところ、マーベロン(母扶樂)は低用量ピルなのに対し、マーシロン(美適儂)は超低用量ピルで、入っている成分は2つとも同じだけれども、マーシロン(美適儂)の方が成分量が少ないとわかりました。
私はそれまでマーベロンを使っていて、特に大きな副作用がなかったので、入っている成分が同じものならいくらか安心だと思い、「マーシロン(美適儂)」を服用してみることにしました。
現在のところ、大きな副作用なく過ごせています!
デメリット:処方箋なしはメリットだけではない?
これは個人的な見解になりますが……。
処方箋なしで、病院で診察を受けなくても買うことができるのは、メリットばかりではないような気がしています。
例えば私のような、すでにピルを飲みなれていて、副作用の危険性も減ってきている人にとっては、処方箋なしは有難い話です。
しかし、ピルを飲み始めたばかりの、副作用の危険が高まっている頃に診察を受けないのは、少し怖いような気もします。
例えば、私は重度の片頭痛を患っています。(※この話はまた別に書きます。)
そして、実は片頭痛持ちは、ピルをあまり服用してはいけないと言われています。
特に前兆のある片頭痛持ちの方は、日本では服用禁忌とされています。
なぜなら、脳卒中などの脳血管障害が起こるリスクが高くなる副作用があるからです。
私は、前兆のない片頭痛であることもあり、日本にいる時から医師に許可をとって服用していました。副作用も怖かったですが、定期的に血液検査を行っていたので安心できました。
処方箋もなく、診察も受けないということは、こういったリスク管理も自分で行わないといけないということで、個人的には、メリットばかりではないような気がしています。
なので、少しでも自分の副作用リスクなどに不安がある方は、台湾でも最初は診察に行き、途中から処方箋なしの薬局に切り替えるなどしてみると良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、私が台湾でピルを購入した時の体験談をまとめました。
私が台湾でピルを購入して感じたメリット・デメリットは、以下のようになっています。
【メリット】
〇薬局で処方箋なしで買える!
〇日本と比べて安い!
【デメリット】
〇マーベロンは見当たらず
〇処方箋なしはメリットだけではない?
デメリットは、私個人のものが多いですね。
逆にメリットは、手軽で安いという、誰にでも当てはまるメリットです!
ピルの入手のしやすさで言えば、台湾の方が日本より入手しやすい国と言えると思います。
もし台湾でピルを購入する機会がある方がいれば、参考になれば幸いです。